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ショッピング枠の現金化は合法?

結論から言ってしまうと、存在自体は法に触れていないため、合法と言えます。

現金化の一連の流れは、

1.利用者(カード所有者)は、現金化業者からカードで商品を買う
2.現金化業者は、利用者に対してキャッシュバックを行う
3.利用者は、商品の購入代金をカード会社に支払う

これが1つのパターンです。

キャッシュバックのように購入者に対して何らかの特典を与えて誘引することは、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)で規制されています。現金化業者のキャッシュバックサービスは「もれなく懸賞型」に該当し、「景品の最高額は取引価額の10%以下」とされています。しかし、キャッシュバックは景品に該当せず「例外」とされているため、この10%の規制に引っかかりません。

キャッシュバックの他、ポイントバックや割引券での還元、見本品、開店記念品なども例外とされています。

このように考えてみると、現金化サービスは「大手家電量販店のポイント還元と同類」という見方ができてしまいます。

しかし、通常の買い物と現金化では決定的に違うことが一つあります。

それは、その商品自体に取引額相応の価値があるか否か、ということです。

現金化業者が取り扱っている商品の価値は数百円、よくて数千円程度しかありません。現金化業者は90%近くをキャッシュバックで還元するのですから至極当然のことではありますが「実際には数百円・数千円くらいの価値しかない物を、何十万円も出してカードで買う」ことになります。

そのため、現金化には公序良俗違反やカード会社への詐欺行為(現金を騙し取る)等、法に反する行為に繋がる可能性が十分にあります。

つまり、「合法だから全く問題がない」という訳ではないのです。

投稿者 oookags : 2005年10月25日 11:45

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