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97%以上のキャッシュバックはありえない

97%以上のキャッシュバックはありえない。それには理由があります。

具体的に掘り下げてみましょう。

クレジットカードで1万円の物を買う場合、現金でもカードでも、消費者が支払う額(決済額)は同じです。金額にもよるでしょうけど、「カードの方がポイントが付いてお得だからカードを優先する」という方も多いですね。

しかし店側からすると、現金で支払ってもらった方が実入りは多いのです。

ここに、現金化を考える上での一つのポイントがあります。

クレジットカードの加盟店(お店)は、お客さんにクレジットカードを利用して買い物してもらった場合、加盟店はカード会社に対し、利用金額の約5%を支払うことになっています。

これはカード手数料や加盟店手数料と呼ばれるもので、カード会社の利益となるものです。この手数料は業者により異なりますが、通常は5%前後です。

例えば、手数料が5%のお店では、カードで1万円の買い物をした場合、500円はカード会社に手数料として取られ、残りの9,500円がお店に入ることになります。つまり、手数料が5%の業者(カード加盟店)は、95%がキャッシュバックの限界です。それ以上すると赤字になるのですから、商売になりません。

一般に、この手数料は安くて3%ということを考えると、97%以上のキャッシュバックを掲げることには無理があるのです。

ポイント還元と同様に「高キャッシュバック率=優良・お得」と思ってしまうかもしれませんが、真実がそうであるとは限らないのです。


(補足)
一応、カード手数料が1%台の業者も存在するため不可能ではないのですが、一般には赤字になります。

投稿者 oookags : 2005年10月25日 11:40

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